いろいろなかたちがある「家づくり」。
大きな分類として、「一戸建て」と呼ばれる「戸建住宅」と、マンションやアパートのような「集合住宅」があり、さらにそれを「賃貸にするか、所有にするか」の選択肢が挙げられます。また「新築にするか、所有にするか」の選択肢があります。さらに新築か中古物件か、中古物件の場合はそのまま住むのか、リフォームまたはリノベーションのように内装にてを入れてから入居するのか、という検討も必要です。また、一戸建ての住宅の検討をする場合でも、「土地探しからスタートするのか、建売を購入するのか、中古住宅をリノベーションして住むのか、 」など多様な選択肢があり、これらすべての可能性を考慮したうえで住む場所を決定しなくてはなりません。
ここからのブログにつきましては、主に検討すべき事項が最も多いと思われる「戸建住宅」の所有を検討している方が必要とする知識やノウハウを、時系列に沿って構成していきます。参考にしていただければ幸いです。
【コラム】戸建て住宅をマンションの違いについて
戸建住宅とマンションには、それぞれメリット・デメリットがあります。
戸建て住宅は一般的にマンションよりも面積が広く、庭を所有でき、将来事由にリフォームできるのは魅力的。集合住宅に比べて周辺世帯への音の心配も少なく、災害時に避難しやすいところも長所です。
一方のマンションは、ワンフロアで生活できるうえ、防犯などに優れた物件が多いと言えます。管理会社が入るので、ゴミ置き場が整っていたり、清掃などが行き届いていたりする点もポイントです。
別角度で将来的な資産価値の観点から比較すると、マンションは購入後に価値が継続して緩やかに低下するのに対して、戸建て住宅は20年前後で建物自体の価値は底値になります。しかし土地自体の価値は比較的変化しにくいため、安定した価値を継続して維持できます。
基本的には、広さやプライバシーを重視するなら戸建て住宅、利便性や将来の住み替えを条件に入れるならマンションをお勧めいたしますが、実際にはそれほど単純には選べません。自分のライフスタイルを振り返り、できれば10年、20年先の生活もきちんと検討したうえで、長期的に見て良い住まいを取得できるように考えられるといいですね。